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百日咳
百日咳とは?

百日咳とは、百日咳菌の感染によって発症する急性の呼吸器感染症で、名前の通り長い期間咳が続くのが特徴です。日本でも、かつて10万人もの患者数が報告されていましたが、予防接種法に基づくワクチンの接種が始まり、患者数・死亡数は年々減少してきました。ところが、2005~2006年には1,500人程度だった患者報告数が、2007年には約3,000人に倍増しています(感染症発生動向調査)。年齢別で見ると、年々20歳以上の患者が増える傾向にあり、2007年には3割を占めるまでになっています。

このように成人の患者が増えている百日咳ですが、感染症法では小児科定点把握疾患に分類されているため、成人の患者数は正確に把握されていません。そこで厚生労働省において、流行に対して迅速に対応するための「百日咳発生データベース」が作られ、登録が開始されました。

感染と症状

百日咳菌の感染力は非常に強く、咳による飛沫等で周囲に感染します。菌に感染すると、7~10日の潜伏期を経て、咳やくしゃみ、鼻水といったかぜ症状が出始めます。かぜ症状が1~2週間程度続くと、しだいに咳の回数や激しさが増してきます。発熱は、ほとんどないか微熱程度です。

咳が出ないときは無症状ですが、何らかの刺激で咳が出始めると、コンコンコンコンと長く咳が続き、息を吸い込む際に「ヒューヒュー」という笛を吹いたような音が聞かれます。
これが典型的な症状です。咳の発作は夜に出やすく、嘔吐をともなうこともあります。この時期には上まぶたが腫れ、いわゆる百日咳様顔貌を呈します。なお、乳児期早期では、特徴的な咳が出ずに無呼吸状態から呼吸停止にいたることもあります。

激しい咳の発作が出る期間は2~4週間で、それを過ぎるとしだいに少なくなって快方に向かいます。完全に回復するまでは、初期のかぜ症状が出てから2~3ヶ月もかかります。「百日咳」という名前は、咳が出る期間がそのくらい長いことに由来します。
なお、成人が発症しても乳幼児に比べると症状が軽い場合が多いですが、症状は軽くても菌は咳とともに排出されているため、ワクチン接種を受けていない乳児等へ感染させるおそれがあるので注意が必要です。

治療と予防

百日咳菌には抗菌薬が有効です。特に、初期のうちに治療を受けるほど、回復も早くなります。早く病気を治し、周囲の人への感染を防ぐためにも、激しい咳が出たり、しつこい咳が続くようなら早めにかかりつけの医師にご相談ください。
また、百日咳にかかったら、学校や仕事は休み、通院以外の外出は控えるようにします。初期のかぜ症状の頃から特徴的な咳発作が出始めて2週間以内が最も感染力が強いといわれています。

◆予防接種
予防はワクチン接種が最も効果的です。日本では、1981年からジフテリア・百日咳・破傷風三種混合ワクチン(DPT)が導入され、現在では生後3ヶ月以上を対象にワクチン接種が行われています。初回接種は、標準として生後3ヶ月以上12ヶ月未満の間に3回、追加接種として、初回接種終了後、6ヶ月以上の間隔をおいて(標準として初回接種終了後12ヶ月以上18ヶ月未満の間)1回の計4回接種が必要です。乳幼児が小さいほど、とりわけ生後6ヶ月以下の乳児では症状が重くなりますので、生後3ヶ月になったら早めに予防接種を受けるようにしましょう。

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おおさか循環器内科生活習慣病クリニック


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