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糖尿病
糖尿病とは?

キーワードはインスリンと血糖値
ご飯やパン、くだものや砂糖、アルコールなどには「糖質」が含まれています。それが消化吸収されると「ブドウ糖」になり血液の中に入っていきます。

この血液中のブドウ糖のことを「血糖」といい、血糖は「インスリン」というホルモンの働きによって、身体を動かすエネルギー源となったり、一部はグリコーゲンとして肝臓に蓄えられます。

インスリンは血液中のブドウ糖が細胞内に取り込まれるのを助ける役目を果たしますが、もしインスリンが欠乏したり、うまく働かないと、血液中の糖が増加し、「血糖値」が高い状態が続きます。

これが糖尿病です。

自覚症状がほとんどなくわかりにくい

糖尿病は、初期には自覚症状がほとんどない場合が多いのですが


・すぐのどが渇く
・トイレが近い
・オーバーウエイト
・食べてもやせる
・身体が疲れやすく、だるい


などの症状があったら要注意です。
糖尿病の可能性を疑ってみてもよいかもしれません。

糖尿病の原因

糖尿病には、インスリン欠乏による「1型糖尿病」と、インスリンがうまく働かない「2型糖尿病」があります。

「1型糖尿病」は先天的なものが多く、ウイルス感染や免疫系の遺伝的要因が関係しているのではないかといわれ、日本人には比較的少ないようです。インスリンを使って血糖値を管理すれば、日常生活にはさしさわりありません。

いっぽう、「2型糖尿病」は、遺伝的な要因も推測されていますが、大部分は食べすぎ・飲みすぎ、オーバーウエイト、運動不足、ストレスなど、いわゆる生活習慣に関係しているといわれています。

生活習慣の乱れによってインスリンが出にくくなったり、インスリンを受け取る細胞の感受性が鈍くなったりして、高血糖の状態が慢性化したものです。

糖尿病の合併症

糖尿病で怖いのは3大合併症です。


●糖尿病性網膜症
失明する恐れがあります。


●糖尿病性腎症
悪くすると人工透析の可能性もあり得ます。


●糖尿病性神経障害
手足のしびれや痛みが現れ、症状が悪化すると立ちくらみ、排尿障害、発汗異常などが起こる


これらはいずれも動脈硬化によるものです。
なので、脳卒中や心筋梗塞などの病気にもなりやすいので注意が必要です。
このほかにも、意識がうすれて昏睡に陥る糖尿病性昏睡、血液中に脂質が増えることによって起こる動脈硬化症、細菌やウイルスに対する抵抗力が弱り、かぜや肺結核、敗血症など各種感染症にかかりやすくなるなど多くの合併症があり、糖尿病は身体の各部にさまざまな悪影響を与えることがわかります。

糖尿病の初期には、自覚症状がほとんどなく日常生活にも支障がないのですが、放っておくとこれらのような恐ろしい合併症に至る危険性がありますので、取り返しがつかなくなる前に対処しなければなりません。

糖尿病の予防

糖尿病を予防するには生活習慣の見直しが必要です。特に、オーバーウエイトにならないためには、バランスのよい食事や適正なカロリー摂取が大切で、飲みすぎにも注意します。

ストレスも血糖値を上げる要因となるので、その解消も兼ねて適度な運動や睡眠を心がけるようにしましょう。

糖尿病の治療法

糖尿病の治療には、「食事療法」、「運動療法」、「薬物療法」がありこれらを組み合わせて適切な治療法を続けることで症状の悪化を食い止めることが可能です。治療は血糖値を正常に保つようコントロールすることが基本となります。

◆食事療法
~適正なエネルギー量を守る~
血糖値の上昇や低下にはインスリンの働き方が大きく影響するので、インスリンが正常に作用する身体づくりや食生活が重要になります。食べすぎるとインスリンが大量に必要になり、オーバーウエイトになって、体内に脂肪がたまります。

そうなるとインスリンに対する細胞の感受性が低下し、インスリンがうまく働かなくなってしまいます。その結果、余分なブドウ糖が血液中に残り、血糖値は上昇し、インスリンの働きはさらに弱まるという悪循環に陥ってしまいます。1日3食の規則正しい食生活を送り、腹八分目を心がけ、自分のエネルギー量に応じたカロリー計算を行うようにします。


~「食品交換表」を活用する~
バランスのよい食事をとるためには、何をどれくらい食べればよいのかなどが整理されている「糖尿病予防のための食品交換表」(日本糖尿病学会、文光堂)を参考にするとよいでしょう。食品を6つの表に分類し、一定の単位ごとに食品の分量が示されているので便利です。飽きずに長続きできるバリエーション豊富な献立を工夫してみましょう。

◆運動療法
オーバーウエイトの状態を改善するのに、食事だけで体重を減らしても身体にはよくないので適度な運動を行うことが大切です。

インスリンの働きが悪くなる原因の一つには運動不足があります。運動不足になるとブドウ糖の利用が減り血糖が増え、そうなるとブドウ糖を利用する筋肉が減少し、脂肪が増えてきて、その結果インスリンの働きが悪くなるというわけです。

ただし、急激に激しい運動を行うと血糖値を必要以上に低下させ、逆に低血糖状態になるおそれがあるので、ウオーキングなど激しすぎない運動がおすすめです。食事療法と併用されることが多いので、医師に相談して行うといいでしょう。

◆薬物療法
食事療法や運動療法で血糖値が下がらない場合は薬物療法が行われます。これは経口薬の服用とインスリン注射に大きく分けられます。

経口薬には、インスリンの働きを高めて血糖値を下げるよう筋肉に働くタイプ、肝臓で糖がつくられるのを抑制するタイプ、インスリンを出して血糖値を下げるよう膵臓に働くタイプ、糖の吸収を遅らせて食後の血糖の上昇を抑えるよう腸に働くタイプなどがあり、最近では即効性の薬なども増えてきています。
経口薬を服用する際は、医師の指示を必ず守り、自分でも服用している薬の作用と副作用を知っておくことが大切です。

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おおさか循環器内科生活習慣病クリニック


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