毎食後の胸焼けには要注意、日常生活の改善と薬物療法で逆流性食道炎を治療しましょう。
逆流性食道炎とは、胃液が食道に逆流して、食道の壁に炎症を起こす病気です。胃液の主成分は塩酸で、胃液の逆流が起こった場合に、食道の粘膜が傷つけられてしまうのです。
命にかかわる病気ではありませんが、胸焼けがする、痛みがある、胃液が喉まで上がってきて酸っぱい味を感じる、など不快な症状に悩まされます。
また繰り返していると、食道がんを誘発する可能性もあります。
もっとも訴えの多い症状は胸焼けです。ほぼ毎食後に起こるのが特徴です。また胃液がのどや口にこみ上げてきて酸っぱい感じがすることも多くあります。さらに食べ物や飲み物を飲み込んだときに、のどや胸に引っかかってつかえるような感じがしたり、食事をした後に、締め付けられるような強い胸の痛みが起こることもあります。
多くは、いくつかの原因が重なって引き起こされます。数ある原因の一つは加齢に伴い、胃液の逆流を防ぐ機能が低下することです。ほかに胃酸の分泌が多すぎる場合も逆流性食道炎の原因となります。また加齢や肥満、ベルトなどでおなかを締め付けたりすることによって腹圧が高まると、胃が圧迫され胃酸の逆流が起こりやすくなります。
治療には薬物療法と日常生活の改善が必要です。次のようなことに注意しましょう。
・ベルトなどでお腹を締め付けない
・アルコールや脂肪の多い食べ物を避ける
・ゆっくり噛んで食べる
・食べ過ぎない
・食後、すぐに横になると逆流を起こしやすいので、食後2~3時間以降に就寝するようにする
・寝るときは枕を高くしたり、布団の下に本などを敷いて上半身をあげる
・長時間の猫背の格好は控える (猫背になると腹圧がかかって胃酸が逆流しやくすなるため)
逆流性食道炎は、生活上の注意を守り、薬物療法を行えば、ほとんどのケースは軽快します。症状が気になる人は、早めにかかりつけ医に相談しましょう。
おおさか循環器内科・生活習慣病クリニック
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