肺がんは世界的に増加傾向にありますが、英国、米国では喫煙率の低下に伴い減少しはじめています。しかし、日本では年々増加の一途です。すでに男性では胃がんを抜いて死亡率の最も高いがんになっていて、最近では女性にも増えてきています。
喫煙と深い関係にあることが多く、予防に禁煙は欠かせません。
タバコの煙には200種以上の発がん性有害物質が含まれています。これが細胞のDNAに傷をつけ、がん発生のきっかけとなります。毎日吸う人は吸わない人の4.5倍、20歳未満で吸い始めた人は6倍のリスクをかかえるとも言われています。
また、有害物質は、タバコの先から出る「副流煙」に多く含まれています。喫煙者本人だけでなく、吸わない周囲の人にも悪い影響を及ぼすことを忘れてはいけません。
有害物質は、タバコの煙以外にも含まれています。たとえば自動車の排ガスや工場の煤煙などの大気汚染物質、放射性物質、以前家屋の内壁にも使用されたアスベスト(石綿)などとの関連が指摘されています。
初期には目立った症状が現れにくいのですが、かぜに似た症状が長引くようなら肺がんを疑ってみましょう。タバコを吸う人で、せきが続いたり血痰が出る場合は危険信号です。人によっては呼吸困難や胸の痛み、発熱などを伴うこともあり、さらに進行すると声帯の神経が侵されて声がかれたり、食道が圧迫され食べ物などが飲み込みにくくなるなどといった症状が出ることがあります。
「かぜにしてはちょっとおかしいかな?」、「ずいぶん長引くかぜだな」と感じた時点で、早目に医師に相談してください。
検査はがんのできた部位により異なります。気管や太い気管支の付近にできる中心型の肺がんは胸部X線検査ではなかなかわかりません。痰の中にがん細胞が混じっていないかを調べる「喀痰細胞診」や、口や鼻から気管支鏡を挿入してがんを直接見る「気管支鏡検査」を行います。
一方、枝分かれして細くなった気管支やその先にある肺胞など、肺の奥のほうにできる末梢型の肺がんは、「胸部X線検査」や「CT検査」によってその存在がわかります。その影ががんであることの確認は気管支鏡検査、胸の外から針を刺す検査、または胸腔鏡検査によって行われます。
おおさか循環器内科・生活習慣病クリニック
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