前立腺がんは男性の中高年に多く、食生活の欧米化および高齢化が進むにつれて急速に増えています。
初期には自覚症状がほとんどなく、排尿障害などが現れるのは、ある程度がんが進行してからになります。骨など体の各部位に転移しやすい性質をもっているので、一定年齢にさしかかった男性は定期的な検査を受けることが大切です。
前立腺がんの原因の一つは、老化に伴う男性ホルモンと女性ホルモンのバランスの崩れとされていて、発生も50歳代から増加し始めます。平均寿命の伸びとともに発症数も増えてきています。
このほか、食生活の欧米化により、動物性の脂肪やたんぱく質の摂取量が増える一方で、食物繊維やビタミン類などの摂取量が減っていることも影響していると考えられています。
がんがかなり大きくなるか尿道周囲にあると、尿道が圧迫されさまざまな症状がでてきます。尿が出にくくなる排尿困難(時間がかかる)、尿の回数が多い頻尿(特に夜間)、排尿後も残った感じがする残尿感などのほか、下腹部に不快感を感じたりすることがあります。進行すると、血尿、排尿痛、背中や腰の痛みなどの症状もみられます。
しかし、似たような症状は前立腺肥大症でもみられますので、心配しすぎず医師の診断を受けてください。
検査の手順としては、まず、腫瘍マーカー(PSA)の値を調べる血液検査の結果をみて、直腸指診 や超音波検査などの画像診断が行われ、さらに詳しく調べる必要がある場合は、前立腺の組織を針で採取して顕微鏡で調べる生体組織検査
が行われています。
前立腺がんの初期には無症状のことが多く、早期に発見するには定期的に検査を受けることが必要です。男性の場合は発生の確率が高まる50歳を過ぎたら、年に1回は血液検査を受けるようにしましょう。
●腫瘍マーカー(PSA検査)
がん細胞がつくりだす特有のたんぱく質(腫瘍マーカー)を血液検査で測定し、がんを発見します。前立腺がんの場合はPSAを測定することで、かなり高い確率でがんを発見することができます。
おおさか循環器内科・生活習慣病クリニック
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